• 緊急討議Hot jam『ことばの始まる場所』 第五回 「身体の現場論」

    森崎茂/片山恭一

    価格 : ¥216 (税込み)

     小説家・片山恭一氏と思想家・森崎茂氏との緊急討議『ことばの始まる場所』シリーズも終盤に近づき、今回は第5弾『身体の現場論』。

     今回はヨーロッパの旅から帰ってきたばかりの片山氏の土産話から始まり、ヨーロッパの文化論、イスラエル、金融システム、民主主義の在り方など、話題は多岐にわたります。
     癌治療における考え方もおもしろい。『医者に殺されない47の心得』など、癌に関する理論で注目の近藤誠さんの言説については、本書では以下のように語られています。
    「癌でさえなければ近藤理論は魅力的です。もうまるで近藤さんの言う通りだという気になります。でも、癌になった途端に魅力を失います。まわりに同じケースをたくさん見てきました。健康なあいだは近藤理論でやれるのです。しかし告知をされた瞬間に収奪される。いまの癌治療をおかしいと、大半の人たちは感じていると思います。だから近藤理論に賛同する人も多いのでしょう。しかし自分や自分の家族が癌になると、近藤さんが無駄だと言いつづけてきた治療を受けてしまうのです。そのなかに取り込まれていく。ほとんどの人がそうなります。手術、放射線治療、抗癌剤、一通りやってしまいます。そして医者の余命宣告通りに死んでいく。医者が半年と言えば、きっちり半年で死んでいく。そういう点では、現在の癌治療はマニュアル化されていると言えます」
     ちょっと難解とも思える哲学論から癌治療の話まで、今回もさっと読めて楽しめる内容に仕上がっています。 続きを読む

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  • 緊急討議Hot jam『ことばの始まる場所』 第四回 「ハイパーリアルな生存競争」

    森崎茂/片山恭一

    価格 : ¥216 (税込み)

     小説家・片山恭一氏が、現在の安倍政権下における政治的状況に危機感を覚え、始められた、片山氏が畏敬する思想家・森崎茂氏との緊急討議『ことばの始まる場所』。
     第4弾は「ハーパーリアルな生存競争」。今回も、熊本の温泉宿での討議が続きます。ほんわかとした雰囲気の描写のなかに、たんたんとした現状分析。そして、話は森崎氏と吉本隆明氏が対談したときに遡る。「これからは中流が基盤である」という吉本氏に、「ハイパーリアルな剥き出しの生存競争になる」と応ずる森崎氏。さてその議論の行方は……?
     米国の多国籍企業における利潤追求主義をはじめとする現代社会が抱えるさまざまな問題を提起し、人間の自然性や本来性にまで話は及ぶ。「人間の歴史とは、まさに人が切り刻む歴史だった」という言葉も。昨今起こる猟奇的殺人にも通じる両者の討議。深く考えさせられる1冊です。 続きを読む

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  • 緊急討議Hot jam『ことばの始まる場所』 第三回 「フラット化する世界で」

    森崎茂/片山恭一

    価格 : ¥216 (税込み)

     小説家・片山恭一氏が、現在の安倍政権下における政治的状況に危機感を覚え、始められた、片山氏が畏敬する思想家・森崎茂氏との緊急討議『ことばの始まる場所』。話は進んで、第3弾「フラット化する世界へ」が上梓されました。
     今回も「内包存在」あるいは「根源の性」という森崎氏のオリジナル思想を核心に置きながら、「異様に時代錯誤な宰相」が推し進める日本社会の劣化を紐解いていきます。
     内田樹氏の論への物足らなさから戦後民主主義の在り方、『美味しんぼ』問題、アメリカにとってのグローバリズム、はたまたベートーヴェンをはじめとする音楽談義や『進撃の巨人』などなど、議論は縦横無尽・世界中を駆け巡りますが、今回は、熊本の温泉宿での討議ということでほんわかとした雰囲気に仕上がっています。 続きを読む

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  • 緊急討議Hot jam『ことばの始まる場所』 第二回 「民主主義を超えて」

    森崎茂/片山恭一

    価格 : ¥216 (税込み)

    2014年、安倍政権になって1年あまり、この間の政治的状況に危機感を覚えた小説家・片山恭一氏が、「あまりにもヒドイじゃないか!」ということで、畏敬する思想家・森崎茂氏と“緊急討議”! 
     第2弾が出来。今回はより哲学的に鋭利に現在の日本社会を切り込んでいます。
    森崎「村上春樹の本を読んで癒されるというか、共感するというのは、そこで思考停止しているからだと思います。」
    片山「この人の狡猾さを世界は認めるのかっていう、絶望に近いまでの不快感です。村上春樹を認める世界を、ぼくは認めない。」
    ……村上春樹論にまで及んだお二人の対談をどうぞご賞味ください。 続きを読む

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  • 緊急討議Hot jam『ことばの始まる場所』 第一回 「日本社会の劣化」

    森崎茂/片山恭一

    価格 : ¥216 (税込み)

    2014年、安倍政権になって1年あまり、この間の政治的状況に危機感を覚えた小説家・片山恭一氏が、「あまりにもヒドイじゃないか!」ということで、畏敬する思想家・森崎茂氏と“緊急討議”! そのときどきの状況に応じて、緊急討議の様子をお伝えする本書、今号から毎月刊行の予定です。日本の現状を憂う、その想いを共有したい方々必読の書。 
    【購入後、PDFファイルをダウンロードできます】
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  • 季節の実用語 冬

    石田 雅彦

    価格 : ¥324 (税込み)

    日本語というのは、日本人にとって奥深い言語です。知っているようで知らない、知らないようで知っている、そんな言葉が山ほどあるものです。本書は、そうした日本語の、更にディープな部分まで踏み込んでいます。また「エレベータートーク」というように、ちょっとした時間で他愛なくも場の空気をつなぐ話題を提供できることが求められるようになっています。本書はそんな具体的な事例を掲載。ビジネスシーン、あるいは飲み会やコンパ、ちょっとした話題のつなぎなど、知っていれば受けること間違いなしのネタの数々が満載です。

    冬:「立冬」や「大寒」など、二十四節気の紹介とともに「大晦日」や「除夜」といった年の瀬の行事や言葉について解説しています。また「新年」の言葉として「元旦」や「鏡開き」など、正月の季節を彩る様々な言葉も紹介しています。 続きを読む

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  • 季節の実用語 秋

    石田雅彦

    価格 : ¥324 (税込み)

     日本語というのは、日本人にとって奥深い言語です。知っているようで知らない、知らないようで知っている、そんな言葉が山ほどあるものです。
     本書は、そうした日本語の、更にディープな部分まで踏み込んでいます。また「エレベータートーク」というように、ちょっとした時間で他愛なくも場の空気をつなぐ話題を提供できることが求められるようになっています。本書はそんな具体的な事例を掲載。ビジネスシーン、あるいは飲み会やコンパ、ちょっとした話題のつなぎなど、知っていれば受けること間違いなしのネタの数々が満載です。 続きを読む

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  • 季節の実用語

    石田 雅彦

    価格 : ¥756 (税込み)

     日本語というのは、日本人にとって奥深い言語です。知っているようで知らない、知らないようで知っている、そんな言葉が山ほどあるものです。本書は、そうした日本語の、更にディープな部分まで踏み込んでいます。また「エレベータートーク」というように、ちょっとした時間で他愛なくも場の空気をつなぐ話題を提供できることが求められるようになっています。本書はそんな具体的な事例を掲載。ビジネスシーン、あるいは飲み会やコンパ、ちょっとした話題のつなぎなど、知っていれば受けること間違いなしのネタの数々が満載です。 続きを読む

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  • 季節の実用語 夏

    石田 雅彦

    価格 : ¥324 (税込み)

    日本語というのは、日本人にとって奥深い言語です。知っているようで知らない、知らないようで知っている、そんな言葉が山ほどあるものです。本書は、そうした日本語の、更にディープな部分まで踏み込んでいます。また「エレベータートーク」というように、ちょっとした時間で他愛なくも場の空気をつなぐ話題を提供できることが求められるようになっています。本書はそんな具体的な事例を掲載。ビジネスシーン、あるいは飲み会やコンパ、ちょっとした話題のつなぎなど、知っていれば受けること間違いなしのネタの数々が満載です。 続きを読む

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  • テレビと権力

    田原 総一朗

    価格 : ¥794 (税込み)

    田原総一朗のジャーナリスト人生を振り返った本書。40年以上かけて“ジャーナリスト田原総一朗”がどのようにして作られていったかがよくわかる。またこの中で語られている、テレビ局の創生期の裏話、テレビ番組がどのように作られていくか、ドキュメンタリーの作られ方などは、非常に興味深い。また、最初は無関心だった政治の世界にもジャーナリストとして踏み込んでいく過程もおもしろい。2006年刊行の本書の内容は、時代を経ても色褪せず、むしろそれ以前の躍動の時代を生き生きと色鮮やかに語っている。 続きを読む

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  • 通貨マフィア戦争

    田原 総一朗

    価格 : ¥794 (税込み)

    通貨を巡る暗黒の構造を明らかにした1977年発刊の本書。サウジアラビアまでおよんだ田原総一朗氏の斬新の取材は、マネーの世界を少しずつ明らかにしていく。
    ――リヤドの空港で、日本人のバンカーから聞かされた・マネー地図・という言葉は強烈だった。 「マネーというアングルで覗くと、あなた方が見ているばらばら現象の世界地図とは違う、もう一つの、実に因果関係がはっきりした地図が現われる。そして、この、・マネー地図・こそが、現実に世界を動かしているのですよ」 彼はまた、戦闘機や爆撃機が飛び交い、砲弾が炸裂するのは、実は、・マネー地図・の上での戦争の・収拾段階・なのだ、ともいった――本書あとがきより
    田原の取材によると、マネーの世界は・金融教・の司祭たちが、秘密裡にことを運ぶために、わざわざむずかしく見せるような仕組みをこしらえているとのこと。・金融教・の司祭たち=・通貨マフィア・とも呼ばれる。 銀行、大蔵省、日銀と取材を重ねるにつれて明らかになるマネーの世界。「さっぱりわからない」金融用語から読み解ける真実。 本書は、昨今の円高など、21世紀の現代社会に起こっている金融事情を理解するためにも必読である。 続きを読む

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  • 生存への契約

    田原 総一朗

    価格 : ¥794 (税込み)

    ――東京電力の社長室に原子力発電課が新設されたのは、一九五五年十一月一日。
    なぜ、木川田が「悪魔」と手を結ぼうと豹変したのか、その本意は、木川田を口説いた当人の成田でさえ「わからない」のだから捉えようがないが、 その翌年、五六年に入るや、正力松太郎原子力委員長が陣頭に立って、第一号大型発電用原子炉導入の動きが、俄然活発になるのである。この第一号大型原子炉こそが、イギリスのコールダホール型炉で、その導入をめぐって、「国家対電力会社の遺恨試合、泥仕合」がくりひろげられるわけだ――(本文より)

    1981年に発行された本書は、国策としてのエネルギー政策の現実が描かれている。アメリカの目論見と日本の政治家、経済人の思惑、それらが複雑に混じり合って、日本の電力を増強するため、という純粋な目的以外に原子力を建造していった過程が生々しい。これらの歴史を振り返り、日本の電力会社がどのようにして作られ、 原子力が導入されたのかを知るにふさわしい作品だ。 続きを読む

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  • 電通

    田原 総一朗

    価格 : ¥794 (税込み)

    戦後、数々の国内イベントを仕掛け、自らブームを創り出していく巨大広告代理店「電通」。彼らは、社内“政治”のみならず、国家戦略にまで絡み、たくみに世論を仕上げていく。その内部事情に迫った1984年文庫化のルポルタージュが復刊。仕掛人たちが跳梁跋扈するためには、財界に取り込み、政治家にとりこむ人脈形成などはお手の物。その結果生まれた、ロサンゼルス・オリンピックや“ディスカバー・ジャパン”。また“世界宗教サミット”での博報堂との闘いなどなど……。その成り立ちも含め、巨大広告代理店の正体を緻密な取材で暴いている。 続きを読む

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  • 日本の官僚 文部省・建設省・厚生省・郵政省編

    田原 総一朗

    価格 : ¥340 (税込み)

    全力で走り続けた田原総一朗が1979年に書き上げた本作品は、安定した55年体制の最中の官僚たちの実像を描いている。それは現在の政治体制のもとでの目に見える官僚とは異なっているかもしれない。が、連綿として続く官僚の性質とスタンスは、あながち遠いものとは思えない。本書を読むと日本の“官僚システム”がよく理解できる。本作第四巻として「文部省・建設省・厚生省・郵政省編」を収録。 続きを読む

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  • 日本の官僚 農林水産省・検察庁・通商産業省・警察庁編

    田原 総一朗

    価格 : ¥340 (税込み)

    全力で走り続けた田原総一朗が1979年に書き上げた本作品は、安定した55年体制の最中の官僚たちの実像を描いている。それは現在の政治体制のもとでの目に見える官僚とは異なっているかもしれない。が、連綿として続く官僚の性質とスタンスは、あながち遠いものとは思えない。本書を読むと日本の“官僚システム”がよく理解できる。本作第三巻として「農林水産省・検察庁・通商産業省・警察庁編」を収録。 続きを読む

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  • 日本の官僚 運輸省・大蔵省・外務省・防衛庁編

    田原 総一朗

    価格 : ¥340 (税込み)

    全力で走り続けた田原総一朗が1979年に書き上げた本作品は、安定した55年体制の最中の官僚たちの実像を描いている。 それは現在の政治体制のもとでの目に見える官僚とは異なっているかもしれない。が、連綿として続く官僚の性質とスタンスは、あながち遠いものとは思えない。 本書を読むと日本の“官僚システム”がよく理解できる。本作第二巻として「運輸省・大蔵省・外務省・防衛庁編」を収録。 続きを読む

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  • 日本の官僚 内閣・自治省・総理府編

    田原 総一朗

    価格 : ¥340 (税込み)

    全力で走り続けた田原総一朗が1979年に書き上げた本作品は、安定した55年体制の最中の官僚たちの実像を描いている。それは現在の政治体制のもとでの目に見える官僚とは異なっているかもしれない。が、連綿として続く官僚の性質とスタンスは、あながち遠いものとは思えない。本書を読むと日本の“官僚システム”がよく理解できる。本作第一巻として「内閣・自治省・総理府編」を収録。 続きを読む

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  • マイコン・ウォーズ

    田原 総一朗

    価格 : ¥794 (税込み)

    この本はPC-6001、PC-8801、PASOPIA、HC-20等、数々のパソコン(マイコン)が生まれた1981年、パソコン元年と言われる年に書かれました。これ以降パソコン(マイコン)は一気にその存在を拡げ、形を変えながら留まるところを知らない勢いで発展していきます。18歳にしてすでに実業家であり、第一次マイコンブームの影の司祭となったビル・ゲイツと、1981年時点ですでに現在のコンピュータネットワーク社会を予言していた西和彦の出逢いから、業界の熾烈闘いまでを関係者の証言など緻密な取材により書き記されたこの書籍は、パソコンの歴史を知る上でもまさに現代人の必読の書です。 続きを読む

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  • ドキュメント 東京電力企画室

    田原 総一朗

    価格 : ¥794 (税込み)

    “産業の血液”というより“文明の血液”たるエネルギーの未来を、私たちは何に、また誰に託すべきか。石油資源に限界はないのか、またチェルノブイリに見るように、 原子力発電は本当に安全なのか?それぞれが抱える問題を抉りつつ、国家対私企業、通産省対電力会社の激烈な主導権争いを描く、迫真のドキュメント。 続きを読む

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  • 原子力戦争

    田原 総一朗

    価格 : ¥794 (税込み)

    Kindle版はこちらから

    (著者あとがきより)
    そこで、私は原子力発電とは何なのか、とことん追求することにしたのであった。 “原子力戦争”で、私は、推進派も反対派も出来得るかぎり取材した。 当時、私のような取材の仕方をしたルポルタージュや本は少なかった。推進派か反対派のいづれか一方を取材し、いづれかの立場に立って書かれた例が多かったのである。 (中略) “原子力戦争”のために取材して、原子力発電は危険な代物であり、またその建設にも大いに問題ありだとはわかった。 だか、ともかく五四機もの原発を作り、全電力の三分の一もを賄うことになったのだから、何としても深刻な事故は起こしてはならず、またどの電力会社も安全運転のために全神経を使っているはずだと考えていた。 それにもかかわらず、東京電力福島原発で致命的ともいえる深刻な事故が起きてしまった。 こうした事故がおきなければ、“原子力戦争”の復刊はなかったはずである。事故が起きてはならなかったのだ。私は起きないことを心底願っていたのである。 続きを読む

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