詳細情報

いじわるな天使 立ち読み版

穂村 弘


価格 : 無料

※この書籍は、アスペクトより販売されている文庫『いじわるな天使』の立ち読み版です。



リリカルで切ない「おとなの童話」

幻の創作童話集、遂に文庫化!

いじわるな天使が、眠れない夜にやってきました。くりくりの巻毛と無邪気な笑顔で、頼みもしないのに不思議な話をして、あくびをひとつすると帰っていきました……。おかしくて、ほろ苦い、穂村ワールドの世界を描き出す、おとなの傑作童話、全15話。


目次
・宇宙船で女の子をいじめる方法
・逆サンタクロース
・ミスターカシスの道化師捜し
・超強力磁石
・クロスワードの罠
・ブラザー・タルトン
・眠りにつく図書室
・セイレーンの呼び声
・潜水艦長の秘密
・早撃ちキッド
・ユニコーン・イン・シュガーキューブ
・ダンデライオンの剣
・僕の夏休み
・微睡むポパイ
・ゼンマイ仕掛けの飼育係
 (全15話) 


【著者プロフィール】
穂村/弘 Homura Hiroshi
1962年、北海道生まれ。歌人。90年、歌集『シンジケート』でデビュー。短歌、評論、エッセイ、絵本翻訳など広い分野で活躍。評論集『短歌の友人』で第19
回伊藤整文学賞、連作「楽しい一日」で第44回短歌研究賞、絵本「あかにんじゃ」(絵・木内達朗)で第4回ようちえん絵本大賞を受賞。著者に『世界音痴』、『絶
叫委員会』、近著に『えほん・どうぶつ図鑑』(絵・横尾忠則)、『蚊がいる』(メディアファクトリー)などがある。

穂村弘さんといえば、「歌人」「エッセイスト」というイメージが思い浮かびますが、ディープ穂村ファンの方なら、童話作家、絵本翻訳家としての活躍もご存知のことと思います。
本書は、穂村さん唯一の創作童話集です。リリカルで切なく、でも油断していると、いきなり怖い展開になってしまう、ストーリーテリングの面白さもさることながら、
ご注目いただきたいのは、文章を構成する言葉のセレクションの妙です。「美しさ」と「残酷さ」、「軽さ」と「謎」が背中合わせになった、その独特のセンスは、
歌人ならではの繊細さが感じられます。
是非、皆さんも、もうひとつの「穂村ワールド」を体験してください!

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