詳細情報

電通

田原 総一朗


価格 : ¥794 (税込み)

戦後、数々の国内イベントを仕掛け、自らブームを創り出していく巨大広告代理店「電通」。彼らは、社内“政治”のみならず、国家戦略にまで絡み、たくみに世論を仕上げていく。 その内部事情に迫った1984年文庫化のルポルタージュが復刊。仕掛人たちが跳梁跋扈するためには、財界に取り込み、政治家にとりこむ人脈形成などはお手の物。 その結果生まれた、ロサンゼルス・オリンピックや“ディスカバー・ジャパン”。また“世界宗教サミット”での博報堂との闘いなどなど……。 その成り立ちも含め、巨大広告代理店の正体を緻密な取材で暴いている。

【目次】

神話の背景
・力の源泉――数と量
・力の源泉――人脈を創る

 強烈な個性の歴史
・賤業からの脱皮
・築かれた独占の礎

仕掛人たちの跳梁
・伸縮自在な集団・アミーバーのように
・ロサンゼルスでの成功
・水際だったモスクワ工作
・モーレツからビューティフルへ、そして……
・三度目の挑戦・北京
・ヴァチカン詣
・いま、なぜ「ジャパネスク」なのか
・情報戦略機構としての機能
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