|
価格 : ¥1021 (税込み)
ル・マン24時間レースに参戦したスポーツカーにエンジンを供給する山形発技術ベンチャー、株式会社ワイ・ジー・ケー。その創業者山崎正弘氏が「内燃機関はまだまだ進化する」という想いを大いに語り、エンジン開発ベンチャーの立ち上げと成功のポイント、今後の展望と発展について熱弁を奮います。 環境負荷低減の意識が高まる中、自動車産業の分野ではハイブリッドから電気自動車への動力の転換が急速に進んでいます。しかし、3.11後、その勢いは大いに減速したと言わざるをえません。 そんななか、ワイ・ジー・ケー社では、レーシングカーに搭載された実績をもつ高性能ながら静音性にも優れたオリジナルガソリンエンジンを開発してきた歴史に加えて、ガソリンエンジン時代の黄昏といわれる流れにも負けず、高効率を追い求め、従来よりも環境への負荷を抑えた新しいエンジン技術を日本のベンチャーとして独自に開発しました。 2008年からは大手ガス機器会社の家庭用発電機(マイクロコジェネ用効率エンジン)にも採用され、旧来のものに変わるエネルギー源として、スマートグリッド分野への貢献が期待されています。 また同社が東海大学と共同開発したレーシングカーは、大学チームとしては世界初のル・マン参戦を果たしており、産官学連携事業への取り組みという面においても、日本唯一の異彩のベンチャーといえるでしょう。