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ベンチャーの父 大川功

西 和彦


価格 : ¥1701 (税込み)

学生時代にアスキーを創設した西はのちに、戦後日本のベンチャーの草分け的存在だった故・大川功CSK会長と出会い、氏の補佐として10年以上もの間まぢかでその卓越した経営手法を見てきました。大川氏が育成した数々のベンチャー企業の当時のエピソードや大川氏をよく知る方々のインタビュー等も交え、大川氏の生涯をベンチャービジネスという観点から分析した書き下ろし『ベンチャーの父 大川功』を是非ご一読ください。
【目次】

第一部 大川さんとの出会い、つきあい、そしてビジネス

-「困ったことがあったら、なんでもわしに言うてこいや」
- ビッグ対談 大川功社長vs西和彦社長 「人間をどうマネジメントしていくかが、これからの大きな技術」
- 村田 允 松下電器産業元理事・CSK元副社長「飛び込め、飛び込んだらかわいがってもらえる」と言いました
-「僕がアクセルとブレーキを同時に踏んで、二人との関係は壊れてしまった。懺悔です」
-「お前に出してやりたいけど、できないんや。ごめんな・・・・」
-「十億円です・・・・よっしゃ、出したる!」
- 橋本大二郎 高知県知事「絵を借りることになった経緯」
-「あんたのパソコンの知恵をうちの若いもんに教えてやってくれんか」
- 大川塾 新情報通信事業研究会
- 湯川英一 セガ元専務 「私の人生の最高の幸せは、大川功という人間と知りあったことだ」
- 宮野隆 CSK元副社長 「われら大川三兄弟」
-「サミット行くから、ちょっとお前、原稿書いてくれんか」
-「大人のサミットもええけど、子供のサミットはどうやろ」
-「明日、キャッシ払ろうたるから、三十ミリオンをもっと安くしろや」
-「寄付の決まったある一日」
‐ ニコラス・ネグロポンテ マサチューセッツ工科大学大学メディアラボ所長 「何かいっしょにできそうなおもしろいことはないのか」
-「アスキーを助けてください」
-「夜中の御前会議」
- 里見治 サミー社長 「サミーはお前の会社 だからオーナーはお前だ」
-「大川さん宛のメモ 実現していたら歴史は変わっていたかもしれない」
-「「DVDを入れましょう」 メモを書きつづけるも、実現せず」
-「ビル・ゲイツさん、種を蒔かんと、花は咲かんよ」
-「一九九九年八月七日 大川さんのつぶやき」
‐「二〇〇〇年三月四日 PS2発売」
-「最後の大川/ゲイツ会談」
- ビル・ゲイツ マイクロソフト社会長 「それはすばらいしけど、あまりに先を行っているアイディアではないですか」
-「夢の静かなる撤退」
-「ほれ見ろ、わしの言ったとおりになったやないか」
- 入交昭一郎 セガ元社長「ITバブルの一番いいときを駆け抜けたような人だなあ」
-「ギャンブルは毎日やっとるけどな、仕事で」
- 秋元康 プロデューサー・作詞家 「非常に人間臭くて、人間が好きな人だったんだろうという気がする」
-「わし、ガンなんや」
-「お前のコネを使って、その週刊文春を全部買ってきてくれ」
‐「きみ、ありがとう」
- 勅使河原計介 医師 ・ 大久保祐司 医師 「先生、病院つくるから新宿に来てくれんかね」
‐ 福島吉治 CSK会長・セガ会長 「あの歳であの事業家魂を持ち続けられるという人はあまりいない」
- 友人代表 田淵節也 「貴方の人生は、経営そのものでありました。 ご立派でありました。」

第二部 大川さんの「ことば」と「こころ」

〔仕事の部〕
-ひと
-もの
-かね
-情報
-時間

〔人生の部〕
-哲学
-ひとづきあい-
-遊び

第三部 大川さんにささげる私の決意

- 大川功の足跡
- 豊かな子供時代
- 大病と入院
- 読書と思索が人格を形成
- 会計事務所を手伝い、経営を見るクールな目を養う
- タクシー会社を経営
- CSKを創業
- 最初のアメリカ視察
- CSKの株式店頭公開・上場
- 松下哲学との出会い
- セガの買収・株式公開・上場
- ベルシステム24の買収と株式公開・上場
- ベンチャー投資家としての成功
- ベンチャー投資家としての失敗
- 大川さんの大局観
- セガ、アスキー、亜土電子の救済とその再生
‐ セガで情報化社会の夢の実現に挑戦
- 大川さんの危機管理法
- 大川さんの包容力
- ベンチャー投資家としての金銭哲学
- 大川さんは金権体質だったのか?
- 公私の金の区別
- 上品な金使い
- 礼を欠いた金に汚いやつが嫌い
- 「あぶく銭の使い方哲学」
- 大川さんの寄付
- 裸で生まれてきたから、裸で死ぬのだ
- 成功者対成功者の出会いをそばで見て
- ビル・ゲイツ マイクロソフト会長
- ラリー・エリソン オラクル会長
- スコット・マクネイリー サン・マイクロシステムズ会長
- ジョン・チャンバース シスコ会長
- ジョー・ショーエンドルフ ベンチャーキャピタリスト
- ニコラス・ネグロポンテ マサチューセッツ工科大学大学メディアラボ所長
- シーモア・パパート マサチューセッツ工科大学大学教授
- 大川さんの日本人経営者観
- 村田允 松下電器産業元理事・CSK元副社長 「松下幸之助と大川功」
- 入交昭一郎 本田技研工業元副社長・セガ元社長 「本田宗一郎と大川功」
- ベンチャーの父
- オヤジと俺
- 大川さんと僕の意見の対立
- マンションを買うvsマンションをつくる
- 買い続けるvsセガを売る
- ハードをやめるvsハードをやる
- 飽きっぽさは新しいものにチャレンジする力
- 自分で新しい自分をつくることができるかどうかがもっとも大きな試練
- そのためには何も縛られてはならない
- 企業のあるべき形とは
- 大川さんの魅力とは
- ベンチャーであるために

‐謝辞
‐年表

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