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しんぞう随筆

北浦 愼三


価格 : ¥1000 (税込み)

 随筆を連載して十年、その間に「毎日あなたの経営随想を読み上げ、その後自分の意見をいって、朝礼を続けている」とお電話下さる経営者。コラムをハガキ大に縮小コピーしてハガキに張付け、そこにご意見を記して、出張先から送っていただく得意先。「署員の研修にコピーして教材として使ってもよろしいか」と警察署長。お誉め、おだて、励まし・・・・・・いろいろお電話、おハガキを頂戴した。
 本業の会社経営は多忙を極める。一本たりともこちらから申し出た出稿はない。みんな先方からの依頼である。曰く「原稿(仕事)は忙しい人に頼め・・・・・・」とおだてられ、ついその気になる。しかし、新聞社などの業界内の諺に「原稿より健康」というものがある。心すべきである。
 私は評論家ではない。言うだけではなく実行せねばならない。「有限実行」である。だからこれからもコラムの限定枠で、時代のトレンドを見極め、そして起承転結の辛口の、自己の目標、自分への戒め、自らの「心のこやし」となる言葉を書き綴ってゆきたいのである。(本書まえがきより抜粋)



目次


まえがき


毎日新聞「中小企業 流通」
「なにくそ」の気迫、執念そして和
強制的自己開発とT字型人間
人と人とを結ぶ「ありがとう」の一言
ピンクカラーとスチールカラー
自分の“見え”を踏み台に飛躍を
「ニーズ」を知り「シーズ」を見いだす
心の若さ・・・青春よ、永遠に
常に10年先を・・・商品も人材も
互いにもっと・・・言葉を交わそう
新入社員を迎えるにあたって       ほか


大商ニュース「技術新時代と中小企業」
“チョコロボ”で愛のメッセージ
“ゴールドカラー”時代の躾
モノ、人とともに“心の国際化”
ストレス社会こそ「ゆとりの構造」
ハイテクのハイ利用で廃テク防止
擬似品質差ネーミングで演出
NICSはライバルかパートナーか
中小企業こそ「リスク管理」
調達物流で輸送システム化       ほか


ザ・イーグル「経営随想」
QCと韓国の「ケンチャナョ」
先端技術とリスクマネジメント
役つかず 印つかず 金貸さず
アリギリス君とエジトン氏
「ジョークとユーモア」ハイストレスの時代にこそハイタッチ
美感遊創 軽我華鮮 実夢選交
新人類と「プッツン」
「十善戒」の理想と現実 建前と本音
異人外人外国人外骨人
「テレホンカード」型新入社員への期待         ほか


機械新聞 「新・国際化時代」
内なる国際化
韓国製自動車の上陸
海外リゾート
高福祉は高負担
スウェーデンの多国籍企業
「クルマ社会」の国際問題
タイへの進出ラッシュ
EC統合、英国に注目
「日米は一つの経済」に
「経済摩擦」以前の「文化摩擦」
グローカル化戦略       ほか


合理化 「経営随想」
東欧見聞録1 東西ビジネスの玄関口ウィーン
東欧見聞録2 欧州への復帰プラハ
東欧見聞録3 右旋回する、ブダペスト
東欧見聞録4「経済巨人」へ東西ドイツ
東欧見聞録5 「パックス ゲルマニカ」の中核ベルリン


美術情報 「美術散歩」
世界の街角で① プラハ カレル橋の画家
世界の街角で② ヨーク 道路は厳粛なキャンパス
世界の街角で③ 中国少林寺 中国人はみんな書家、墨絵画家
世界の街角で④ オスロ 「北欧のロダン」ビーゲラン
世界の街角で⑤ ベルリン 壁は壮大なギャラリー       ほか


著者について

北浦 愼三
昭和5年8月1日 大阪市で生まれる
昭和26年  3月 大阪教育大学 卒業
       4月 大阪市立歌島中学校 奉職
   30年  3月 関西大学商学部 卒業
   35年  4月 太陽鉄工株式会社 入社
   48年  5月 同社 常務取締役 就任
            一般社団法人 日本ロボット工業会 理事 関西支部長
   56年 12月 公益財団法人 油空圧機器技術振興財団 理事 就任
平成 3年  3月 太陽シンクス株式会社 社長 就任
   25年  7月 一般財団法人 淀川善隣館を設立 代表理事 就任

 近畿大学、星城大学客員教授ほか、会社、団体の役員多数、また著書、講演、放送などで経営コンサルタントとして多数こなす。


※本書は1991年に太陽ウイニング株式会社より発行された『しんぞう随筆』を元に制作しております。

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