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緊急討議Hot jam『ことばの始まる場所』 第三回 「フラット化する世界で」
森崎茂/片山恭一
価格 :
¥216 (税込み)
紙版はこちらから 小説家・片山恭一氏が、現在の安倍政権下における政治的状況に危機感を覚え、始められた、片山氏が畏敬する思想家・森崎茂氏との緊急討議『ことばの始まる場所』。話は進んで、第3弾「フラット化する世界へ」が上梓されました。
今回も「内包存在」あるいは「根源の性」という森崎氏のオリジナル思想を核心に置きながら、「異様に時代錯誤な宰相」が推し進める日本社会の劣化を紐解いていきます。
内田樹氏の論への物足らなさから戦後民主主義の在り方、『美味しんぼ』問題、アメリカにとってのグローバリズム、はたまたベートーヴェンをはじめとする音楽談義や『進撃の巨人』などなど、議論は縦横無尽・世界中を駆け巡りますが、今回は、熊本の温泉宿での討議ということでほんわかとした雰囲気に仕上がっています。
目次
・集団的自衛権と憲法改正をめぐって
・決壊する戦後民主主義
・個人は国家に同期する
・ワインを飲みながら
・万人のこととしてある内包
〈著者略歴〉
森崎茂(もりさきしげる)
思想家。1949年生まれ。九州大学農学部卒。著書に『内包表現論序説』、『GUAN02』など。現在、「内包」概念を中心に、まったく新しい存在論を構築中。熊本市在住。
片山恭一(かたやまきょういち)
作家。1959年愛媛県生まれ。九州大学農学部卒。主な作品に『きみの知らないところで世界は動く』『世界の中心で、愛をさけぶ』『死を見つめ、生をひらく』『生きることの発明』など。福岡市在住。