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公会計革命
桜内 文城
価格 :
¥454 (税込み)
会計学者である桜内文城参議院議員(みんなの党)の著作が、電子書籍になりました。本書では、あるべき情報公開のありかたとして彼が提唱する「国ナビ」について、明快かつ判り易く説明されています。
(本文より)国ナビとは何か。まず、「国家とは誰のものか。国家というシステムは、誰のためにあらねばならないのか」という問いを立ててみよう。言うまでもなく、その回答は「国民」以外にはないはずだ。(中略)つまり、国家の実質的所有者である国民がその経営を政治家にゆだねても、政治家が自分勝手な経営をしたり、私腹を肥やしたりしないようチェックするシステムが必要になるのだ。それが国ナビであり、民間企業において、会社の実質的所有者である株主が、経営を委任している経営者をチェックするために企業会計を利用する姿に重なるだろう。
【目次】
はじめに
序章 公会計とは何か
1 誤解されている公会計
2 将来世代の命運を握る国家の意思決定
第一章 「国ナビ」は予算編成を根底から変える
1 公会計予算編成の関係
2 予算制度「改革先進諸国」の教訓
3 望ましい予算編成プロセスを考える
第2章 国家は誰のものか
1 税とは何か
2 国家は破綻するのか
第3章 「国ナビ」による国家財政戦略
1 国ナビにできること
2 20XX年の内閣総理大臣の仕事
第4章 「国ナビ」開発プロジェクト
1 「処分・蓄積勘定の導入』の意味
2 「現金主義と発生主義』
3 四つの財務諸表
4 国ナビ開発まえの道のり
第5章 公会計で見る日本の未来
1 日本経済の現状はどうなっているのか
2 「拡大版・国ナビ」の応用
3 勘定連絡ですべてをつないだ一般均衡モデル
おわりに